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2017/04/21

【神戸新聞】空路でホタテなど翌日直送 青森食材 売りの居酒屋 三宮で回転

 

青森県独自の輸送システムを使い、同県の新鮮な食材を提供する関西初の居酒屋が20日、神戸・三宮にオープンした。青森のアンテナショップの役割も担い、両地域の経済活性化を進めるという。同県と居酒屋の運営会社ワールド・ワン(神戸市中央区)が連携協定を結び、締結式では三村申吾知事と河野圭一社長が協定書に署名。神戸市の久元喜造市長も立ち会った。

新しい輸送システムは、同県がヤマト運輸と協力して構築。温度を一定に保って空路で運ぶため、従来の陸路で2、3日かかった関西へ、翌日午前に届けられるようになった。

店舗は「青森ねぶたワールド」(同区北長狭通1)。店内には実際の祭りで使われた「ねぶた」が飾られ天井では金魚形のライトが泳ぐように配置される。料理には陸奥湾のホタテや津軽海峡のブランド魚「海峡サーモン」、ホヤの塩辛など北海の幸がずらり。県内の酒蔵18軒からは、貴重な日本酒も取り寄せた。特産品の販売スペースも設けている。

総務省の官僚時代に青森県に出向した久元市長は「青森から新鮮な食材が入ってくる。神戸の食がより豊かになっていくのでは」と期待を寄せ、青森民謡を披露。河野社長は「食を通して神戸、関西に青森の良さを伝えたい」と話していた。