【高知新聞】清水さば　神戸で泳ぐ

土佐清水市と食材提供や観光PRなどで協定を結んでいる神戸市の居酒屋「土佐清水ワールド」の3号店が7日、同市中央区のJR三ノ宮駅そばに開店した。

店内に水槽を設置し、清水さばのいけす料理を提供する。

140席の大型店で、店内には大型水槽（幅180センチ、奥行240センチ、高さ80センチ）を設置し、最大150匹の清水さばを泳がせる。

これまで刺し身用の清水さばは土佐清水市で生け締めして直送していたが、「土佐清水で食べた清水さばの食感と感動を神戸で提供したい」と河野圭一社長。水槽を導入することにした。

この日は80匹が土佐清水市から届き、1匹ずつ専用のバケツに入れて水槽に移送した。店は開店前から100人を超える行列で、客は群れをなして泳ぐ清水さばを間近に「サバ、でかい！」などと大喜び。鮮度抜群の清水さばに舌鼓を打っていた。

泥谷光信・土佐清水市長も店を訪れ、「（市職員時代に）清水さばの担当をしたが、いけすでサバが泳ぐ日が来るとは…。新しい挑戦に感無量」と話していた。

Tweet